お知らせ

2025年11月18日

研修会

研修会「AIに対する欧米・中国・日本における規制と利用の行方」の動画限定公開のご案内

 令和7年11月13日(木)に開催しました日本弁理士クラブ主催の標題の研修につきまして、令和7年12月12日(金)までの期間限定で、収録動画を公開させて頂くことになりました。
 研修会当日に出席できなかった方、研修会当日の内容を復習したい方は、是非この機会にご視聴ください。

【動画URL】

※動画の複製・転載を禁じます。都合により予告なく公開停止になる場合があります。

【研修会の詳細】

日本弁理士クラブ主催研修「AIに対する欧米・中国・日本における規制と利用の行方」

 AIは、弁理士にとって、業務でも活用され、また扱う特許出願などでも大きな存在となっています。そこで、AIについて、世界での利用と規制の状況、日本での社会実装化の進展状況、AIによる発明の今後の扱いの方向性などについて、下記の講師からご説明をいただきます。

講義① AIによる発明はどのように扱うべきか、特許制度上の課題と見通し

■講師:佐々木 龍  氏(特許庁 総務部総務課 制度審議室長補佐)

■講義内容:
 AIが行った発明に寄与した自然人に発明者の適格性があるか、AIを利用した発明に、AIの開発者等が発明者として認められる場合があるのかなど明確な基準はありません。
 そこで、特許庁のお考えをご説明いただきます。
 佐々木氏は、2013年特許庁入庁。特許審査官としてIoTセンサ等の計測装置、血液検査等の分析装置、X線CT等の診断装置などの分野の特許審査や知財行政の業務に従事。
 2021年経済産業省出向、2023年ドイツ留学(LL.M.取得)を経て、2025年7月より現職。

講義② 経済産業省のAI政策の動向と展望

■講師:渡辺 琢也  氏(経済産業省 商務情報政策局 情報技術促進課長兼AI産業戦略室長)

■講義内容:
 経済産業省では、GENIACプロジェクトなど日本発の生成AI開発の育成や、産業界へのAI技術の導入支援など様々な施策により産業競争力の強化と技術革新の推進を図っています。
 AIの社会実装化を進める同省のAI政策の動向と今後の展望について、ご説明いただきます。
 渡辺氏は、2004年経済産業省入省。商務情報政策局情報産業課、同局総務課、大臣官房総務課を経て、2021年5月内閣官房参事官補佐、同年9月同省商務情報政策局情報処理基盤産業室長、2025年7月より現職。

講義③ 欧米、中国、日本でのAI規制と利活用の現状と今後の動向

■講師:生貝 直人  氏(一橋大学大学院法学研究科教授)

■講義内容:
 「AI法」の施行により高額な制裁金が課されることになったEUや、前政権のAIに対する規制強化を撤廃した米国、国家への事前審査制度のある中国などのAI規制や利活用の促進の現状と今後の動向について、ご説明いただきます。
 生貝先生は、2005年慶應義塾大学総合政策学部卒業、2012年東京大学大学院学際情報学府で博士号(社会情報学)取得後、同大学大学院情報学環特任講師などを経て、2021年4月一橋大学大学院法学研究科准教授、2022年9月より現職。
 現在、内閣官房「データ利活用制度・システム検討会」構成員。専門分野は情報法・政策、特にデータ・プラットフォーム・AIに係わる欧州等との比較法。

Top > お知らせ > 研修会「AIに対する欧米・中国・日本における規制と利用の行方」の動画限定公開のご案内