お知らせ

2025年10月09日

研修会

開催案内 日本弁理士クラブ主催研修「AIに対する欧米・中国・日本における規制と利用の行方」

日本弁理士会継続研修 認定外部機関 (認定番号18-071)

AIは、弁理士にとって、業務でも活用され、また扱う特許出願などでも大きな存在となっています。そこで、AIについて、世界での利用と規制の状況、日本での社会実装化の進展状況、AIによる発明の今後の扱いの方向性などについて、下記の講師からご説明をいただきます。

講  義① AIによる発明はどのように扱うべきか、特許制度上の課題と見通し

■講  師:佐々木 龍  氏(特許庁 総務部総務課 制度審議室長補佐)

■講義内容:AIが行った発明に寄与した自然人に発明者の適格性があるか、AIを利用した発明に、AIの開発者等が発明者として認められる場合があるのかなど明確な基準はありません。そこで、特許庁のお考えをご説明いただきます。

 佐々木氏は、2013年特許庁入庁。特許審査官としてIoTセンサ等の計測装置、血液検査等の分析装置、X線CT等の診断装置などの分野の特許審査や知財行政の業務に従事。2021年経済産業省出向、2023年ドイツ留学(LL.M.取得)を経て、2025年7月より現職。

講  義② 経済産業省のAI政策の動向と展望

■講   師:渡辺 琢也  氏(経済産業省 商務情報政策局 情報技術促進課長兼AI産業戦略室長)

■講義内容:経済産業省では、GENIACプロジェクトなど日本発の生成AI開発の育成や、産業界へのAI技術の導入支援など様々な施策により産業競争力の強化と技術革新の推進を図っています。AIの社会実装化を進める同省のAI政策の動向と今後の展望について、ご説明いただきます。

渡辺氏は、2004年経済産業省入省。商務情報政策局情報産業課、同局総務課、大臣官房総務課を経て、2021年5月内閣官房参事官補佐、同年9月同省商務情報政策局情報処理基盤産業室長、2025年7月より現職。

講  義③ 欧米、中国、日本でのAI規制と利活用の現状と今後の動向

■講   師:生貝 直人  氏(一橋大学大学院法学研究科教授)

■講義内容:「AI法」の施行により高額な制裁金が課されることになったEUや、前政権のAIに対する規制強化を撤廃した米国、国家への事前審査制度のある中国などのAI規制や利活用の促進の現状と今後の動向について、ご説明いただきます。

生貝先生は、2005年慶應義塾大学総合政策学部卒業、2012年東京大学大学院学際情報学府で博士号(社会情報学)取得後、同大学大学院情報学環特任講師などを経て、2021年4月一橋大学大学院法学研究科准教授、2022年9月より現職。現在、内閣官房「データ利活用制度・システム検討会」構成員。専門分野は情報法・政策、特にデータ・プラットフォーム・AIに係わる欧州等との比較法。

■開催日時:令和7年11月13日(木)13:30~15:45(質疑なし、途中休憩10分含む)
研修注意事項:13:30~13:35
講義①:13:35~14:10
講義②:14:10~14:45
(休憩):14:45~14:55
講義③:14:55~15:45

■会   場:なし

■形   式:ライブ配信

■受 講 料:無料

■定   員:500名(お申し込みは先着順となります。)

■申   込:下記のURLよりお申し込みください。後日、Zoomライブ配信視聴用URLを送ります。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe5SAKxzF6RoOEboTZe30hue5PKVM6Pjj00n5eoUo8LsYvQlw/viewform?usp=sharing&ouid=110074964341209800010

■取得単位:2単位(予定)
 この研修は、日本弁理士会の継続研修として申請中です。
 この研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として2単位が認められる予定です。

 【注意事項】
受講管理として、入室、退室のチェックを行います。
15分以上の遅刻をされた際には、単位は認められませんので、予めご承ください。

【お問合せ】日本弁理士クラブ         (小田切 康人)nichibenkenshu20@gmail.com
【当日連絡先】TEL:080-4165-4603(小田切)
詳しくは、下記の当会ホームページをご覧ください  。 https://nichiben.gr.jp/wp/

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