お知らせ
お知らせ
平成17年7月13日
平成17年度 PA会研修部会 幹事 萩原 康司
新人研修部門 部会長、企画担当 野上 晃
日本弁理士クラブ会員各位
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
先ごろ,欧州議会でソフトウェア特許指令が最終的に否決されたことは記憶に新しいところです。しかし,否決された指令の中には,あまり話題になっていない,しかし極めて重要な規定が含まれていました。それは,2つの異なるシステム間での通信等の相互互換性(インターオペラビリティ)を確保するために必要な機能に対しては,それが特許権を侵害する場合でも合理的・被差別的な条件でライセンスが強制されるという趣旨の規定です。これはわが国の裁定実施権に類似のものといえるでしょう。
実はわが国でもこれと似たテーマを対象とする研究会が先ごろ,経産省により発足させられています。EUでの状況を考えると,研究会の報告がどのような内容になるのか注目されるところです。
また,最近公正取引委員会から標準規格に関わるパテントプールと独占禁止法上の問題に関するガイドラインが公表され,特許権の行使が制限される場合の考え方などが示されています。これはソフトウェア特許にも密接に絡む問題です。規格が広く普及した後になって特許権が行使されるとユーザを含め広汎な影響が生ずることは,パソコンOSのデファクトスタンダードであるWindowsのインターネットエクスプローラが特許を侵害しているとされた米国のEolas v. Microsoft事件をみれば明らかでしょう。
そこで今回,ソフトウェア特許の権利行使に多く携わっている上山浩先生を講師に招き,上記のようなソフトウェア特許をめぐる様々な動向を,特許法だけの視点からでなく,独占禁止法の視点も含め,インターオペラビリティ,標準規格,パテントプールなど最近重要性が増している問題に関して全般的に解説して頂きます。
なお、会場準備の都合上、本研修に参加ご希望の方はお手数ですが、7月22日(金)迄に下記フォームにてお申し込みください。
敬具
【記】
テーマ: 「ソフトウェア特許をめぐる最近の動向…
インターオペラビリティ,標準規格,パテントプール」
講 師: 上山 浩 先生
日 時: 7月27日(水)
受付 6:15pm~ 講演 6:30pm~8:30pm
場 所: 弁理士会館 第4・第5会議室
会 費: (研修)1000円/(懇親会)3000円
(当日受付にて集めさせていただきます。但し、グリーンPA会員は無料で
す。)
その他: 食事は用意いたしませんので、各自でおとりください。研修終了後には懇親会を行いますので、こちらにもぜひご参加下さい。
以上
*********** 切り離さずそのまま送信してください **********
PA会研修部会 野上 晃 宛(井出国際特許事務所、FAX : 03-3263-6081,e-mail :anogami★midepat.com(★を@に置き換えてください))
( )研修に参加します。 ( )懇親会に参加します。
( )平成16年度合格の方 ( )グリーンPA会員[平成13年1月1日以降に
弁理士登録のPA会会員の方]
事務所又は会社名 ___________________
(ふりがな)
氏 名 (漢字)___________________
弁理士登録番号 第_________号
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