会報第25号・平成13年度会務中間報告

平成13年度会務中間報告

平成13年度日本弁理士クラブ事業計画
スローガン
  21世紀への船出―天気晴朗なれども波高し―
幹事長 野 本 陽 一
Ⅰ.組織および運営
1.総  会
  定時総会 2回(平成13年4月27日、平成14年1月18日)
       臨時総会 随時
2.例 会  随時(第1回例会 平成13年4月27日)
       常議員会・総会対策例会の開催
3.幹事会
  定例幹事会(各月第3火曜日)正副幹事長会
(原則として定例幹事会の前に行う)その他随時

Ⅱ.活 動
1.相談役・常任相談役の選任
2.相談役会・常任相談役会の開催
3.日弁委員会の委員選任・諮問事項の決定
4.日弁人事の調整・決定
5.日本弁理士会委員会委員の推薦
6.行事の企画・立案・実行
7.例会の開催と運営
8.日本弁理士会との連係・協議・調整
9.会内会派との連係・協議・調整
10.会外団体との連絡・協議・調整

Ⅲ.委員会活動
1.政策委員会
① 日弁のあり方の検討
(殊に「日弁規約改正の必要性について」)
② 新弁理士法ならびに日本弁理士会則施行に基づく問題点の検討と対応
③ 2次弁理士法改正への方策の検討
④ 日本弁理士会正副会長会からの検討依頼事項への対応
⑤ ロースクール構想が現行弁理士制度に及ぼす影響およびそれに対する方策についての検討
2.協議委員会
  平成14年度日本弁理士会役員の選挙についての対応
3.規約委員会
  日弁規約改正の必要性の検討と必要な場合における改正案の作成
4.会報委員会
① 会報の発行
② ホームページ委員会への情報提供

「各会派幹事長、副会長、法改正特別委員会正副委員長も参加して
活発に行われる日弁政策拡大委員会の審議状況」

「例会風景」

5.ホームページ委員会
① 日弁ホームページの維持・管理
② 会報委員会との連係

Ⅳ.その他の活動
  三派協議会・日本弁理士会「会員対応ワーキンググループ」

Ⅴ.行 事
1.旅行会(平成13年6月23~24日 軽井沢)
2.ゴルフ大会(平成13年6月24日 軽井沢)
3.テニス大会(未定)
4.ボーリング大会(平成13年12月12日)
5.当選祝賀会(平成13年12月11日)
6.新年会(平成14年1月18日)

組 織 と 活 動
副幹事長 河 野   哲
Ⅰ.日弁役員
1.幹事会の構成
 幹 事 長 野本 陽一(南甲)
 副幹事長 古関  宏(PA)
      杉本ゆみ子(春秋)
      河野  哲(南甲)
      富崎 元成(無名)
      杉村 純子(稲門)
 幹  事
   PA 神林恵美子  中山 健一
   春秋 長濱 範明  鷺  健一
   南甲 松浦 恵治  西村 雅子
     千且 和也
   無名 米山 尚志  新井  悟
   稲門 西村 公芳  大熊 考一
 会計監事
   小泉 雅裕(春秋) 三好 秀和(稲門)
2.各委員会の構成
[政策委員会] (担当副幹事長 河野  哲)
 政策委員長  谷  義一(PA)
 副委員長
   渡邉 敬介(PA) 小山 輝晃(春秋)
   浅賀 一樹(南甲) 村上 友一(無名)
   木内 光春(稲門)
 委  員
  (PA):浅村  皓 小池 寛治 福村 直樹
      福田 伸一 柳澤 孝成 小林 生央
      鴨田 哲彰
  (春秋):藤村 元彦 木戸 一彦 茂泉 修司
      奥山 尚一
  (南甲):河野  誠 川北 武長 増田 竹夫
      石田 喜樹 桑原 史生 藤沢 則昭
      金本 哲男
  (無名):下坂スミ子 筒井 大和 吉田 研二
      菅原  修 村橋 史雄 江藤 聡明
      高橋 俊一
  (稲門):秋本 輝雄
[協議委員会] (担当副幹事長 杉本ゆみ子)
 協議委員長  篠原 泰司(春秋)
 副委員長
   阿形  明(PA) 吉田 維夫(春秋)
   染谷 伸一(南甲) 亀川 義示(無名)
   西脇 民雄(稲門)
 委  員
  (PA):小池 寛治 福村 直樹 福田 伸一
  (春秋):玉真 正美 木戸 一彦 畑中 芳実
  (南甲):伊丹  勝 真田  有 僧野 兼世
  (無名):八木 秀人 小島高城郎 津久井照保
  (稲門):尾崎 光三
[規約委員会] (担当副幹事長 杉村 純子)
 規約委員長  河野  誠(南甲)
 副委員長
   川野  宏(PA) 古賀 哲次(春秋)
   武政 善昭(南甲) 鮫島 信重(無名)
   飯塚 義仁(稲門)
 委  員
  (PA):山田 正紀
  (春秋):橋本  清
  (南甲):山田 哲也
  (無名):田辺 良徳
  (稲門):高久浩一郎
[会報委員会] (担当副幹事長 富崎 元成)
 会報委員長  河原 正子(無名)
 副委員長
   磯野 富彦(PA) 西出 眞吾(春秋)
   中田 和博(南甲) 須田 元也(無名)
   永井 冬紀(稲門)
 委  員
  (PA):小川 順三  鴨田 哲彰
  (春秋):高橋 和夫  早川 裕司
  (南甲):近藤  豊  苫米地正敏
  (無名):須藤 雄一
  (稲門):菊地 桂子
[ホームページ委員会](担当副幹事長 古関 宏)
 HP委員長  久門  享(PA)
 副委員長
   三上  結(PA) 山崎  隆(春秋)
   中村  猛(南甲) 土井 健二(無名)
   北野 好人(稲門)
 委  員
  (PA):黒田  薫 西岡 邦昭
  (春秋):光野 文子 小林 良博 玉利 房枝
  (南甲):篠田 哲也 須藤  浩
  (無名):加藤 和彦 佐々木敦郎
  (稲門):小西  恵
[役員選出懇談会] (担当副幹事長 古関 宏)
 議  長   浅村  皓(PA)
 委  員
  (PA):岡部 正夫 押本 泰彦
  (春秋):佐藤 一雄 竹内 三郎
  (南甲):樺澤  襄 幸田 全弘
  (無名):鈴木 正次 筒井 大和
  (稲門):稲木 次之 三好 秀和
3.相談役会 (担当副幹事長 杉本 ゆみ子)
 相 談 役
   秋沢 政光  浅村  皓  市川 理吉
   稲木 次之  井上 重三  岡部 正夫
   奥山 尚男  樺沢  襄  北村 欣一
   熊谷 福一  幸田 全弘  小橋 一男
   小山 欽造  笹島富二雄  佐田 守雄
   佐藤 一雄  佐藤 辰彦  篠原 泰司
   下坂スミ子  杉村 暁秀  鈴江 武彦
   鈴木 正次  高橋 三雄  瀧野 秀雄
   竹内 三郎  田中 正治  寺田  正
   村木 清司
 常任相談役
   浅村  皓  稲木 次之  樺沢  襄
   佐藤 一雄  鈴木 正次

Ⅱ.日弁所属の弁理士会役員
1.正副会長会
  総括副会長 笹島富二雄(春秋)
  副 会 長 井上 義雄(PA)
        牛久 健司(春秋)
        久保  司(南甲)
        牛木  護(稲門)
2.常議員会(◎=議長 ○=副議長)
 (PA)
  1年度  清水 徹男  西岡 邦昭
       井出 正威  桜井 周矩
       関  正治  萩原 康司
  2年度  神原 貞昭  松井 伸一
       醍醐 邦弘  小西 富雅
       神林恵美子
 (春秋)
  1年度  白井 重隆  渡邉 功二
       大橋 良輔  土屋  繁
       西川 裕子  伴  正昭
  2年度  小泉 雅裕  藤谷  修
       湯田 浩一  落合  稔
       小林 良博  武井 英夫
 (南甲)
  1年度  武政 善昭  丸山 幸雄
       西村 雅子  千且 和也
  2年度 ◎高橋 三雄  長屋 直樹
       中村  仁
 (無名)
  1年度  小川 勝男  川成 靖夫
       高橋 俊一  小泉 勝義
  2年度  片山 修平  鮫島 信重
       土井 健二
 (稲門)
  1年度  
  2年度  木内 光春
3.監事会(◎=監事長 ○=副監事長)
  1年度  篠原 泰司(春秋)
 ◎樺澤  襄(南甲)
       秋元 輝雄(稲門)
  2年度 ○高見 和明(PA)
  佐藤 一雄(春秋)
       広瀬 哲夫(南甲)

平成13年度第1回総会
(平成13年4月27日)
承認事項

(1) 平成12年度決算報告の承認を求める件
  古関担当副幹事長による説明、及び、会計監事の書面による報告の後、採決の結果、賛成多数により可決
(2) 平成13年度事業計画の承認を求める件
  野本幹事長による説明の後、賛成多数により可決
(3) 平成13年度予算の承認を求める件
  古関担当副幹事長による説明の後、採決の結果、賛成多数による可決
(4) 平成14年度日本弁理士会役員の推薦及び日弁役員選出に関する件
  幹事長一任とすることについて採決の結果、賛成多数により可決
(文責 副幹事長 古関  宏)

政策委員会中間報告

日弁政策委員長 谷  義 一

1.今年度の基本運営方針
 新弁理士法がすでに施行され、会則も整備され、その運用も開始されている。施行後、しばらくの間は、会則等の運用に際し、問題点が浮かび上がって来よう。日本弁理士会会員のコンセンサスが得られた円滑な運用を目指して問題点を検討する必要がある。さらに、訴訟への弁理士の一層の関与を目指して、第2次法改正への方策を検討することも重要となる。
 当委員会は、日弁幹事長の諮問を踏まえて、新弁理士法および会則について、その運用の問題点を検討し、正副会長会の活動が円滑に、かつ的確に進展するため、検討課題を大きく3つに分けて各部会がこれを分担して担当することにした。この審議内容は必要に応じて適宜日弁一般会員にも伝達するよう努めることとした。
 また、第2次法改正についても、弁理士の訴訟への関与がどうあるべきかについて検討していくこととした。
 新弁理士法に対応して、日弁の規約を見直す必要があるが、これを契機に、日弁と所属各会派との連携および渉外活動の的確かつ迅速な展開を含む、日弁のあり方について検討し、審議していくこととした。
 一方、日弁以外の各派とは必要な事項に関して適宜意見交換を行うこととする。
2.諮問事項(平成13年4月)
(1) 日弁のあり方の検討
(2) 新弁理士法ならびに日本弁理士会則施行に基づく問題点の検討と対応
(3) 2次弁理士法改正への方策の検討
(4) 日本弁理士会正副会長会からの検討依頼事項への対応
3.委員会の組織
(1) 全体委員会
(2) 正副委員長会
(3) 部 会
4.部会の担当事項
 第1部会 「弁理士制度および日本弁理士会(役員制度、選挙その他)」
 第2部会 「会員問題(研修(検定も含む)、特許法人、支所その他)」
 第3部会 「会員問題(広告、報酬、倫理その他)」
 第4部会 「日弁のあり方、特許法等の改正、その他」
5.現在までの活動状況
(1) 各部会ともに、長期の政策と短期の政策について検討することとし、長期の政策については、日弁幹事長からの依頼の有無に拘わらず、率先して提言していくことを申し合わせた。
(2) 「日弁のあり方の検討」については、日弁規約を新弁理士法と整合性のとれたものとすることが最低限必要であるが、その検討とともに11月選挙との関連で、日弁幹事会活動、特に次年度への継続的運営の観点から日弁規約を改正する必要性があるか否かについても、規約委員会と第4部会とが合同で協議した。
役員推薦基準については改正試案を作成して、幹事長あてに中間報告した。
規約および他の基準については、9月末までに規約委員会と合同で答申書を作成する予定にしている。
(3) 「新弁理士法ならびに日本弁理士会則施行に
基づく問題点の検討と対応」については、選挙規則と選挙施行規則について、第1部会が検討した。第2部会では、支援センター規則および支援センター運営規則について検討した。
(4) 「2次弁理士法改正への方策の検討」に関しては、司法制度改革審議会意見書について第1部会で議論したが、部会としてまとまった意見に集約できなかったため、各委員の発言という形で幹事長に報告した。
6.今後の活動
2次弁理士法改正における改正項目が具体的に提案されてきている。侵害訴訟の代理に関して、「信頼性の高い能力担保措置」をどのように考えていくか、そのための研修と効果認識確認試験をどのように考えるべきか、現在、特許庁においてワーキンググループが構成され具体策を検討している。単独出廷と研修の内容との関連が問題となっているのに対応して、拡大政策委員会を8月31日に開催し、我々の考え方をまとめて幹事長に報告した。訴訟代理権に意欲を持つ弁理士が受けやすい研修を望む。単独代理を主張する前に、我々弁理士が訴訟実務の経験を十分に積むことが今後の展開の基礎となろう。
2次改正では訴訟代理のみに絞って議論されており、その他の改正はなされないようであるが、著作権についての代理権、特定不正競争の定義の改正、守秘特権等々についても継続して我々の意思表示をしていくことが重要であると考えている。
さらに、ロースクール構想について、その弁理士制度に及ぼす影響、特に将来に対する懸念、問題点が若手会員から指摘されており、外部有識者との懇談をも踏まえて、第1部会と第2部会とで10年~15年後の弁理士制度の方向性について議論していく予定である。
また、産業構造審議会知的財産政策部会法制小委員会で検討中の特許法および商標法の改正については、特許庁ホームページにその審議内容が掲載されているが、その審議の動向に注意を払いつつ、第4部会において必要な提言を検討していきたいと考えている。

平成13年度叙勲褒章受章者

叙 勲 者
  (春)  中内 康雄、貞重 和生、岡部 正夫
      瀬戸 昭夫、水野  尚、岸本瑛之助
      岡田 英彦、奥村 義道

褒章受章者
  (春)  幸田 全弘、河野 隆一、久保田藤郎
      谷川 昌夫、本田  崇、秋山  修
      大塚 明博、石井  孝、増井 忠貳
叙 勲 者
  (秋)  来住 洋三、金平  隆、走尾 武彦
      松原 伸之、山谷 晧栄、猪俣 祥晃
      藤原 忠治

褒章受章者
  (秋)  新関 和郎、丸山 敏之、上村 正二
      岩瀬 眞治、加藤 恒久、辻本 一義
      大橋  勇、三原 靖雄、田辺 良徳

Top > 会報第25号・平成13年度会務中間報告