日本弁理士クラブは、PA会・春秋会・南甲弁理士クラブ・無名会・稲門弁理士クラブの5会派で組織されています

Re:新人研修セミナー(第3回)研修報告

第3回新人研修部会報告

平成16年 7月 7日
研修部会新人部門 部会長 本田 昭雄
企画・担当 岩永 勇二・鈴木 大介

1.新人研修報告(合格者向け企画)
昨年度合格者向けの第3回研修を、平成16年6月29日に弁理士会館第1、2会議室において開催しました。
テーマは、『進歩性の判断(基礎編)』で、井出正威先生、萩原康司先生、松井伸一先生、福村直樹先生という4人のPA会のベテランの先生方を講師にお招きし、ディスカッション形式の研修を行ないました。研修では、講師の先生方を議長とする4つの班に分かれ、「送り状用封筒」に関する出願に対し進歩性なしとの拒絶理由が通知されたという問題設定のもと、どのように応答したら審査官の判断を覆せるかを議論していただきました。昨年度合格者・グリーンPA会員を中心とする約30名の方により、班ごとに闊達な意見交換が行なわれました。ディスカッション終了後、各班に応答の方策を発表していただき、方策の一例として裁判所の判決を紹介し、最後に講師の先生方から講評をいただきました。
福村先生の「進歩性を判断するときは本願と引用例との構成要件を引き算すればよい」といったアドバイスなど、ベテランの先生方がどのように発明の進歩性を判断されているかということは、とりわけ新人の先生方にとって、今後実務をこなしていく上で非常に参考になったと思います。
なお企画担当の反省点は、あらかじめ、判決の結論から各班の議論があまりにも脱線しないようにと問題設定を行なったために、各班の結論が大体同じ方向に収束してしまったことです。応答の方策はバラエティに富んだものになった方が面白いので、脱線はむしろ歓迎すべきものと思います。
研修後には、組織部会の主催により、20名ほどで懇親会が行われました。うち、研修参加者は9名でした。会派への義理が生じてしまうという遠慮があるのか、新人の先生方にはなかなか気軽に懇親会に参加してもらうことができません。ただの飲み会なのに、と思う今日この頃です。

以上
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