日本弁理士クラブは、PA会・春秋会・南甲弁理士クラブ・無名会・稲門弁理士クラブの5会派で組織されています

平成14年度幹事長挨拶

平成14年5月
日本弁理士クラブ平成14年度幹事長
谷 義一

平成13年1月からの弁理士法施行に引続き、平成14年4月17日に「弁理士法の一部を改正する法律」が公布され、弁理士が訴訟に代理人として関与できるようになりました。不完全な形での代理とはいえ、世間が我々弁理士の今後の活躍を期待している現われであり、その期待に応えるべく、我々は、これまでの実績を通して訴訟への関与をより強固にしていかねばなりません。

他方、知財サイクルにおける弁理士の役割は、訴訟に限られるものではなく360度全方位であります。権利取得という本来の業務をおろそかにすることなく、価値評価、ライセンス等々の権利行使にも十分貢献していきたいものです。さらには、弁理士制度に対峙するロースクール構想についてどのような方策を考えるのか、そして国家知財戦略を我々弁理士はどのように考えていったら良いのか、真摯な議論を積み重ねていく必要があります。政策委員会はこれらの議論、方策の検討のために多忙を極めております。

これらは我々自身の問題ゆえ、傍観者であってはなりません。我々の道は我々自身の足で切り拓くよりほか、一歩も前進できないのであります。そこで、平成14年度日本弁理士クラブ幹事会は、「日弁2002:未来への挑戦、一歩前進、自分の足で」をスローガンとしました。

「日弁2002」は、単に平成14年度が西暦2002年を意味するだけではなく、日弁5会派の総員数がおおよそ2000人であり、それにプラス2の気持ちを込め、総員2002名の叡智を結集して、将来の弁理士はどうあるべきかを挑戦的に考えていこう、という意味合いを持っております。

 日弁が築いた55年の歴史の重みを感じている今日この頃ですが、日弁の理念を大切にし、各会派の先生方のご意見を拝聴しながら、また、不慣れな点についてはご指摘いただきながら、幹事会17名一丸となって会務を完遂する所存でおります。

 本年度の日弁運営方針としては、まず第一に、日弁規約第2条に従って「日弁各会派の協調のもとに日本弁理士会の円滑なる活動に寄与する」ことを目指します。特に、本年度は日弁の笹島富ニ雄会員が日本弁理士会会長であります。正副会長会を十分に支援し、意見具申を行い、日本弁理士会の活動を側面より支えていくことを第一義として活動していきます。

 役員選挙につきましては、昨年より開始の新制度により一層なじみ「日弁2002」の総力を十分に発揮できる環境作りを目指しております。協議委員会の先生方には、すでにご審議を依頼しております。秋の選挙に向け、日弁としての当然あるべき姿を求めていく所存であります。

 さらに、弁理士総数が5,000人を超える状況下、ホームページ委員会と会報委員会では、日弁会員のみならず、各派に所属しない弁理士など日弁外部に対し、どのように情報発信を行ったら良いか検討を開始しております。会員諸先生からのご意見、アイディアを期待しております。

 日弁規約集につきましては、弁理士法および会則の改正に伴い、昨年度、見直しがなされております。役員推薦基準や慶弔規程なども改正されております。日弁ホームページに記載されておりますので、是非ご覧下さい。

 本年度もまた、やる気に満ちた気鋭の副幹事長、西島孝喜、西村公芳、藤沢則昭、吉岡宏嗣、渡邉敬介、および幹事、上原空也、榎本英俊、大熊考一、恩田誠、北村周彦、中山健一、西出眞吾、萩原康司、土生真之、三上結、涌井謙一、(五十音順)の諸先生方と議論を重ね、一つ一つの懸案事項を着実に解決し、また、正副会長会からの急な要望にも日弁として可能な限りバックアップする体制を整え、日弁幹事会としての活動を遺漏なく進めていく所存であります。 日弁相談役、役員をはじめ、日弁会員の諸先生方のご指導とご支援を宜しくお願い申し上げます。不慣れな点が多々あることと存じますが、お気付きの点がございましたら何なりとご教示下さい。

2002:未来への挑戦、一歩前進、自分の足で… “自分の道は自分の足で切り拓くよりほか、 一歩も前進できない”