会報第24号・平成12年度日弁旅行会報告

平成12年度日弁旅行会報告

    伊豆・伊東温泉の旅       副幹事長 浅賀 一樹
    ゴルフ大会報告       副幹事長 八木 秀人
[平成12年度日弁旅行会]   

     伊豆・伊東温泉の旅

  副幹事長 浅 賀 一 樹

 恒例の日弁旅行会が6月24日(土)~25日(日)、伊東温泉で開催された。
 宿は建て替えて間もない「ホテル・ラヴィエ川良(かわりょう)」。温泉町はどこもそうであるが、名前は「ホテル」であっても、部屋は畳敷である。ただし、最上階の12階のラウンジは天井も高く、ホテルの名に恥じない内装で、周りの施設の中でも一番高さがあるので、眺望も抜群である。
 日弁旅行会は毎年梅雨どきに開催されるので、雨にたたられることが多く、前日の天気予報でもあまり芳しくない予報となっていたが、翌25日のゴルフ大会がロシアのエリツィン大統領がヘリコプターから降り立ったことでも有名なあの「川奈ホテルゴルフコース」であり、大勢のゴルフ好きや温泉好きが参加した。参加者は例年なみの総勢110名。日弁のビッグイベントの名に恥じない参加者数である。最近では、伊東温泉を初め、近隣の温泉町でも100名を越える団体さんの宿泊はそうめったにないそうである。
 初島ミニツアー
 宿に入る前に、何か小イベントということで、熱海沖に浮かぶ小島「初島」へのバーベキューツアーを企画した。熱海駅に午前11時10分に集合である。前宣伝で10名以上になったら開催することとしたが(実際はそれ以下でも開催するつもりであったが)、13名が参加し、ホッと胸を撫で下ろす。
 集合時の空はいまにも雨が降りそうな雲行き。タクシー相乗りで熱海港へ。船は江の島辺りの遊覧船と同じと思いきや、数百人が乗れる格好いい白い船体のその名も「イル・ド・バカンス号」。行楽シーズンではないので、乗船客も少なく、乗船時間約30分で初島へ。
 早速、船着き場に近い「ピクニックガーデン」のバーベキューハウスへ。まずは佐藤幹事長の音頭でビールで乾杯。網の上で焼くのは、サザエ、エビ、アジ、とうもろこしやナス、ピーマン等々の山海の幸。おにぎりまで付くので、一同満腹。
 このハウスからは、晴天なら熱海や伊東の街がすぐ目の前に見える筈であるが、この日はどんよりと雲が垂れ込めて全く見えない。
 初島での滞在時間は約2時間と短い。腹ごなしのために島内散策へ。といっても、残り時間は30~40分。せいぜい船着き場の周りの店をのぞく程度。砂川、牛木両先生はそのままハウスに残って酒を飲み続けたらしい。
 島内には豪華ホテル「初島クラブ」や植物園「トロピカルガーデン」など、見る所もあるが、この日は時間がないので無視。初島では結局雨にも降られず、3時過ぎに初島を出港、一路伊東港へ。乗船客は大きな船に我が日弁のほかに、わずか数人。まさに日弁の貸切り状態。約30分で伊東港着。港にはホテルのワゴン車がお出迎え。この頃には雨もシトシト。約10分でホテル着。

 大宴会の始まり

 4時頃にホテルに着くと、既に担当の日弁幹事の面々が受付の準備中。今回の旅行会には、弁理士連合クラブからは23名、西日本弁理士クラブからは11名、その他1名の計35名のお客様が参加されている。旅行参加者には先にゆっくり温泉につかって頂き、6時過ぎから宴会が開始された。

 まずは、恒例のセレモニー。佐藤日弁幹事長の挨拶に始まり、続いて村木弁理士会会長より弁理士法改正に伴う最近の動きについて簡単に説明があり、古谷連合クラブ幹事長、吉田西日本クラブ副幹事長よりそれぞれ日弁との緊密な連係を期待する旨のご挨拶が続いた。村木会長による理事紹介では、8名の副会長がそれぞれ自己紹介がてら弁理士会での担当会務を説明するのが通例であるが、この日は理事全員が所属会派を述べるだけで、一同拍子抜け。
 セレモニーの時間を短縮するために、連合クラブ、西日本クラブからの参加者はそれぞれクラブでの重要な役職をお持ちであるにも拘らず、その役職を記載したペーパーをあらかじめ配布しておき、その場でクラブ毎に全員立ち上がって拍手を受けて頂くだけでご勘弁頂いた。また、松田副幹事長による日弁内の各派参加者紹介でも、単位派閥毎にその場に立ち上がってもらった。そして、浅村日弁相談役の乾杯の音頭で大宴会の開始。
 すぐに舞台では、ホテル従業員の同好会による太鼓演奏。「(伊東)温泉太鼓」とでもいうのか。バチを持っているのは、伊東港からホテルまで運転してくれた運転手さん、フロントの女性、アレ! 日弁旅行の担当者も入っていた。あまりのうるささに、話もできず、ただ目の前の膳にある料理をつつくだけ。料理はさすが海のそば。新鮮なさしみ、伊勢海老のテルミドール等々。あらかじめ料理には注文を付けておき、ホテル側は渋々であったが、鍋物2種に代えてアワビの踊りにしてもらった。
 太鼓が終ると、いつもの宴会風景である。料理もそこそこに、あっちでは大笑いの声、こっちではヒソヒソ話。宴会の盛り上がりの中で、清水副幹事長の中締めの声も打ち消されがち。やがて、日弁幹事会のスター、杉村純子先生の閉会の辞。どこからか「待ってました!」「ヒューヒュー!」の声もかかる。8時でお開きといっても、まだ宵の口。

 三派懇談会と一般二次会

 宴会が終ると、12階の展望ラウンジでは「三派懇談会」いう名の懇親会、また2階のパーティールームではその他の参加者の一般二次会が開催された。
 三派懇談会には、日弁、連合、西日本の3派の各正副幹事長、政策担当者ならびに各所属単位派閥の幹事長、総勢35名程度が集まった。
 つまみを前にして、まずは自己紹介から。といっても、既に酒が入っているので、固い話はそこそこに、カラオケで盛り上がる。このときのスターは、春秋会の杉本ゆみ子幹事長。ムードたっぷりの歌い方に、デュエットソングで引っ張りだこ。
 一方、2階の二次会でも芸者さんを交えてのカラオケ。チークダンスをするやからも。稲門弁理士クラブの小西恵女史が女性1人でがんばったらしい。ただ、酒とつまみが沢山残ったところからすると、少し盛り上がりに欠けたか。反省材料である。
 この日の夜に外に出掛けた人が何人いるかは知らない。翌朝には全員元気でいたので、良しとする。
 とにかく、このようにして、外は雨の中「熱海の夜」ならぬ「伊東の夜」は更けていった。
 翌日、早朝はザーザー降りの雨であったが、日弁ゴルフ大会の日である。どうなったか、その模様は担当の八木副幹事長にバトンタッチする。
以 上
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平成12年度日弁会報第24号より        

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